BOSSの独り言3

Big Island & Argos Entertainment社長の独り言

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今はもう恋しか見えない

騒めく都会の夕暮れ
君との出会いの想い出が
甘い風によみがえる

季節を越えてゆくたびに
君は憂いを身にまとって
綺麗になってゆく

絡んだ視線に胸が弾ける
戸惑い隠せないよ

今はもう恋しか見えない
あの日から心奪われて
今はもう恋しか見えない
一秒毎に君にI Love You


週末になれば朝まで
時間を忘れて騒いだね
瞳を閉じれば聴こえるよ

邪な気持ち忍ばせ
誰もが君を狙っていた
想い出話さ

はにかむ笑顔に揺れるときめき
愛しい君を抱いた

恋を確かな愛にかえて
遥かな夢わかち合えたなら
恋を確かな愛にかえて
24時間側にいたい


絡んだ視線に胸が弾ける
戸惑い隠せないよ

今はもう恋しか見えない
あの日から心奪われて
今はもう恋しか見えない
一秒毎に君にI Love You



1993 Song By 小野正利
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  1. 2007/11/24(土) 23:59:59|
  2. さよならの青空

《太陽の中の恋-2》

 僕達の横を海水浴に向かうらしいブルーメタリックの箱型スカイラインが、地響き
を上げて駆け抜けて行く。ベタベタと低い車体をくねらせ、永ちゃんの『トラべリン
バス』の残響を僕達の鼓膜に残して・・・太陽の光をギラギラと反射させ、まるで特
大のゴキブリのように走り去った。唖然と見送る僕達。
 様々な青春が、熱い日差しに誘われ、弾けんばかりに膨らんでいた。僕は、コカ・
コーラマークのTシャツが、肌に貼り付く感触で、暑い夏の始まりを予感していた。

 父は高校教師。と言っても・・・頑固で実直、堅物の聖職者のイメージとは程遠い。
いや、まるで正反対。お人好しで好い加減。面倒見は良いが、正義感に欠けた不良体
育教師。よって、教え子や卒業生には絶大な人気者である。いや、お調子者・・・
 我家に出来の悪い下宿生を置き、飲酒・喫煙の公認は当たり前。挙句の果て、試験
前に「秘密の勉強会」と称して、試験問題を有料で見せびらかす始末。が、本当の所
は・・・かなりの小心者。

 そんな父を放任主義で転がす四つ年上の母は、兎に角、目立ちたがり屋の派手好き。
イメージ通りの絵に画いた保険の外交員。負けず嫌いの性格と、トコロテンの如く毎
年押し出されてくる父の教え子達という最高の顧客養成機関を持つ母は、常に県下で
もトップクラスの成績を誇っていた。
 その絶妙な関係が、それぞれの個性を一段と際立たせる大きな要因になっていた。

 そんな両親は、良くも悪くも島では有名な浮いた存在であった。その一人息子の存
在を生きる僕は、僕以外の総ての視線に対して、いつしか虚栄心と猜疑心を隠し持つ
ようになった。そして、気に入られる笑顔と、好まれる小心と、連帯を受け入れた協
調性を巧みに使い分ける、世間体の良い子供を演じるはめになった。
 その居心地の悪さが、いつしかテレビや雑誌で垣間見る、華やかでドライ・・・自
由気ままな「都会」と言うユートピアへの、妄想と羨望と憧憬を僕の心に募らせてい
った。そして、何も起こりそうもない故郷への失望と嘲りを強くさせていった。

 港とその先に突き出た灯台が見えてきた。三十隻足らずの小型の漁船が停泊してる
小さな港。魚の生臭い匂いと、漁船の油が入り混じった鼻をつく潮の香り。淀んださ
ざ波で漁船が揺れる度、ギシッギシッと繋がれたロープの軋む音だけが、生気の無い
港に寂しく響く。
 よく子供の頃、この港を抜けて、大好きな駄菓子屋へと通った。ここの空気の匂い
が、あまり好きでない僕は、意を決して、必死で息を止めて、自転車のペダルを力い
っぱい漕いだ。
 
 何年か前、我家の下宿生が十年振りに父を尋ねて来た事があった。酒を酌み交わし、
下宿生時代の話に花を咲かせていた。仕事の楽しさや辛さ、家族が増えた事、都会の
暮らしの利便さを父に熱く語っていた。
 横でチョコンと、ジュースを飲みながらニコニコと話を訊いていた僕の心に、何故
か、無性に引っ掛かっる一言があった。

「先生。時々、無性に海の匂いが嗅ぎたくなる事があるんですよ。どこの海とも違う、
ここの海の匂いが・・・俺も歳を取ったんですかねぇ?」

 父は何も答えず頷いていた。嬉しそうに、酔って真っ赤になった顔の教え子を見つ
め、グラスを空けていた。

 最近、あの一言が、僕の中にフッと甦る瞬間がある。いや、僕から離れない。

 いつか・・・もうすぐ・・・僕も島を出て行く。いつの日か・・・僕にも、そんな
想いに駆られる時が来るのだろうか?
 徹夜を覚えた僕は、明け方の静寂の中、ポンッポンッと海の方から微かに聴こえて
来る寂しげな漁船の行く音に、ふと、そんな想いを独りぼっちの部屋で、抱き
しめてみたりする。
  1. 2006/11/27(月) 23:59:59|
  2. さよならの青空

《太陽の中の恋-1》

《太陽の中の恋》

1977年7月23日。

夏休みに入って最初の土曜日。
快晴。
午後一時過ぎ。

 僕と由紀夫は、海沿いの砂の浮いた灼けたアスファルトの道を力いっぱい・・・そう、
何かから逃れるように・・・いや、何かを振り払うように・・・思いっきり自転車を漕い
でいた。
 左手に広がる瀬戸内の海は、穏やかな凪。無数の小島がクッキリと点在し、その手前を
松山行きのフェリーボートが、紺碧の水面に白い波影を描いて、ゆっくりと進んで行く。   
 太陽は、僕と由紀夫に、そして・・・鮮やかな水彩画のような瀬戸内の風景に、容赦な
く照りつける。これから始まる自由な時間と、開放感に飛び込むように、僕達はペダルを
踏み続けた。肺一杯に吸い込む熱い潮の香りに、十五の夏を感じていた。
 去年までの夏とは、何かが違う。そう・・・何かが違う。四月から伸ばし始めた髪が、
潮風にサラサラとなびいている・・・そんな気がしていた。

 人口三万人弱。瀬戸内海で三番目に大きな島。唯一、ミカンが有名な特産品。他に、こ
れと言って誇れる観光地が在る訳でもない、過疎化へと突き進む島。
 その昔、ハワイやブラジルへと数多くの島民達が、夢に燃えて島を離れて行ったと聞く。
 他所の土地からの転入組の一家。即ち、親戚や我が一家の過去や家系を知る人の居ない
島。そんな僕にとっては、島の歴史もどこか他人事で、穏やかな四季折々の風情に満ちた
島の生活には、それなりに満足はしていた。
 けど・・・閉鎖的で、親族や近所の顔色を伺い、予定調和を美徳とし、馴れ合いを重ん
じる空気の嫌らしさに、正直・・・居心地の悪さと、説明のつかない苛立ちを感じ始めて
いた。心の片隅に、治りかけのムズ痒いカサブタを抱えている。そんな気分だった。

 昨夜、伸びかけの髪が、真っ赤になるまでオキシドールでブリーチした。イメージは、
ブロンド。そう、ロッド・スチュアートだった・・・けど・・・ただ髪を痛めつけただけ
のような出来栄え。右手で髪をかき上げる度、キシキシと軋み、パサパサと波打つ。
 周りが何と言おうと、早く世界のロックスター達のように格好良い長髪にしたい。先生
に注意されても、近所のオバサン達に睨まれても、このイカした髪を切るつもりはない。
 校則や一般常識なる約束事に基づいて、世の中の秩序が保たれてる事も良く解る。でも、
今しか出来ない事がある。いや、今やらなければ、永遠に出来ない事。それを我慢する事
はない。その理由も見つからない。いや、見つけたくもない。
 
 僕が興味を惹かれる大人達は皆、そんな決意にも似た輝きをどこか瞳の奥に宿している。
僕も、そんな大人になりたい。そう決めたんだ。その為には、古ぼけた慣習やルールを甘
んじて受け入れる事はない。僕の価値観を守り、貫けばいい。

「世間の顔色を伺って良い子で居るのは、もう御免だ!!」
「もう、子供じゃない!!」
「でも、まだ大人じゃない!!」
「好きなようにやるさ!!」
「後悔はしない!!」
「僕は目覚めるんだ!!」

 周りの人に迷惑を掛ける訳じゃない。まして、無意味に傷つけるつもりもない。僕は僕
の価値観の基準に基づいて、格好良い不良になりたいだけ。そう、格好良い大人になるプ
ロセスを自分なりに実践し、楽しみたいだけ。そして、何かを掴みたいだけ。
 決して、悪い人間になりたい訳じゃない。その自己改革の最初の一歩が、僕のこの髪の
色なんだ。革命の証なんだ。少しイメージと違ったけど・・・周りが何と言おうと、僕は
一歩、理想に近づいたんだ。憧れの未来に、踏み出したんだ。
 それだけで今は、満足なんだ。潮風にパサパサとなびく赤い髪。一段とキシキシと悲鳴
を上げてる・・・そんな気がした。
  1. 2006/11/16(木) 23:58:37|
  2. さよならの青空

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プロフィール

BOSS@康記

Author:BOSS@康記
<池永康記>
山口県出身、12.7生、O型
バンドのベーシストとして上京。
バンドの夢破れ作詞家に転身。
松崎しげる、柳ジョージ、
世良公則、織田裕二、小野正利、
class、井上武英、MITSUO、
河内淳一、長与千種、等
10年間で、300曲余りを提供。
94年~アサヒスーパードライCM
プロデュースを切っ掛けに・・・
マルチプロデューサーに転身。
独自のプロデュースワークは・・・
唯一無二の変な手法との噂(笑)
近年、作詞家復活の兆し・・・
㈱Big Island
Argos Entertainment㈱
代表取締役らしい・・・(笑)


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