BOSSの独り言3

Big Island & Argos Entertainment社長の独り言

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東京~君と出逢えた街~7

~夏のRevolution~

8月1日、日曜日。

13時50分。

渋谷スクランブル交差点。

あれから・・・一週間。

裕二の頭から、あの向日葵の笑顔と少し掠れた声が離れないでいた。
いや・・・気を許すと・・・
どこからともなく笑顔の残像と、あの声がリピートする。

気づけば・・・笑顔の輪郭を辿ってる自分がいた。

バイト先に嘘をついた。

「来週もオーディションが入っちゃって・・・」

バイト先の誰かに見られるかも知れない・・・
そして・・・遥夏が気づいてくれるかもしれない・・・

12時から・・・
もう・・・1時間と50分が経つ・・・
ずっとギターケースを背負って・・・
灼熱の太陽が照り返すアスファルトの上・・・
忠犬ハチ公のように・・・
じっと佇み、キョロキョロと人の流れに目を凝らしていた。

信号が変わり、人波が一気に動く度に・・・
ドキドキと高鳴る胸と、噴出す汗を必死に押さえ、
あの向日葵の笑顔を夢中で捜していた。

“やっぱ・・・ダメかなぁ・・・”

カラカラに渇いた唇から溜息が一つ零れた。

その瞬間・・・

駅へと流れてくる人波の中に・・・

あの笑顔が見えた。

心臓が破裂しそうに速いビートを刻み始めた。

「ゴクリっ!」と唾を飲み込み、拳を握り締めた。

“やった~~~~!!”
心の中でシャウトした。

そして、ポケットに忍ばせた手紙を確認した。

“急いでるって言ってたもんなぁ・・・”

“最悪、手紙だけでも渡せればいいや”

何も知らない遥夏は・・・
晴れ渡る夏の空をチラッと見上げ、
大きなバッグを担いで、いつものように人波の中を
渋谷駅を目指し歩いていた。

13時55分・・・

必然の再会に向かって、遥夏は歩いていた。
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  1. 2008/02/01(金) 23:59:56|
  2. 東京~君と出逢えた街~

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プロフィール

BOSS@康記

Author:BOSS@康記
<池永康記>
山口県出身、12.7生、O型
バンドのベーシストとして上京。
バンドの夢破れ作詞家に転身。
松崎しげる、柳ジョージ、
世良公則、織田裕二、小野正利、
class、井上武英、MITSUO、
河内淳一、長与千種、等
10年間で、300曲余りを提供。
94年~アサヒスーパードライCM
プロデュースを切っ掛けに・・・
マルチプロデューサーに転身。
独自のプロデュースワークは・・・
唯一無二の変な手法との噂(笑)
近年、作詞家復活の兆し・・・
㈱Big Island
Argos Entertainment㈱
代表取締役らしい・・・(笑)


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